【DTP用語】製本の綴じ方

2009年2月7日土曜日

製本に携わる事が一度も無かったので
今日は製本の綴(と)じ方をDTP用語を交えてまとめていこうと思う。


綴じ方の種類

■並製本:
 表紙と中身が同じ大きさの比較的安価な製本方法。

 ・網代綴じ(あじろとじ)
  文庫本や、デザイン雑誌、タウンページなど、
  背表紙が四角くなる製本方法。
  糸や針金を用いずに、背を接着剤で止めて表紙で包む綴じ方。

 ・針金閉じ:中綴じ
  青年向けの週間誌などに良く見られる綴じ方。
  二つ折りにした印刷物を針金で表紙ごとホチキスの様に綴じる。

 ・針金綴じ:平綴じ
  中綴じよりも丈夫に、小分けでホチキスの様に綴じられた束を、
  いくつかまとめて表紙で包み、製本する方法。
  網代綴じよりも強く留まるので、頁数が多い製本時に用いられる。


■上製本
 中身を保護するために、「チリ」と呼ばれる表紙の寸法が
 2~3ミリ大きく作られる製本方法。
 チリには厚紙などが用いられる他、「見返し」という
 何も書かれていない頁が表紙の次に綴じられており、
 中身の変色や汚れを防ぐ。
 
 ・かがり綴じ
  平閉じの要領で、小分けに綴じられた束を、糸でかが(縫)って製本する。
  糸には「たわみ」があるので、強い変形を受けても本が壊れにくい。

投稿者 湯のみ 時刻: 1:11  

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