【DTP用語】スクリーニング

2009年3月15日日曜日

写真やイラストなどのように階調のある原稿を、
印刷用の原稿に加工するための工程のひとつ。

写真などはそのままでは印刷原稿にはならないので、
製版所で細かい点の集まり(網、網点、ハーフトーンドット)に置き換える。
細かい網目の付いたフィルムやガラス板を感光フィルムの前に置き、
製版カメラで撮影すると、原稿の明るい部分には間隔の離れた小さな網点、
暗い部分は間隔の密になった大きな網点を発生させることができる。

この原理で網を作る作業をスクリーニング(網撮り、網掛け)という。
現在ではコンピュータ処理で網点を作っている。

一方、文字、罫線、図版などを一定の濃さの網点(平網)にしたり、
グラデーションにしたりすることを網伏せという。
以前の方法では、平網もグラデーションも製版工程のあとの色校正や
青焼き校正でしか見られなかったが、DTPソフトでは、最初から網を
入れた状態で作成し、初校の段階で網のかかったものが見られる。

投稿者 湯のみ 時刻: 21:22  

0 コメント:

コメントを投稿