【DTP用語】ガンマ値
2009年3月18日水曜日
ガンマ値とは、画像の明るさの変化と出入力電圧の比で、
これが1に近いほど自然な画像に見える(といわれている、詳しくは下記※で参照)。
入力または出力する色と、画像データによる信号の強さの関係を
「ガンマ特性」と呼ぶ。
例えば、ディスプレイでは入力されたディスプレイの輝度信号
(データの2進法による輝度の情報)と、実際のディスプレイ上の
輝度の関係がガンマ特性である。
また、これは常に完全な比例関係になっているわけではなく、
ディスプレイの種類によっても異なるので、自然に近い画像を表示
するためにはガンマ値を調整する「ガンマ補正」を行なう必要がある。
ガンマ値は、その比が高いほど彩度が上がり、明度が下がって
色自体が濃く見える。
特にウェブサイト制作時に、微細なグラデーションを表現する
時においては、一般的なディスプレイのガンマ値に準えて自分の
PCのガンマ値を変更するのも一つの手段だ。
▼ガンマ値の簡単な測定方法
http://kobayasy.com/gamma/
⇒※因みに自宅のPCを上記サイトで検証すると、
何も弄っていないのに1.9もあったので、
文頭で述べた「1に近いほど自然な画像に見える」というのは、
「1が正しい」という訳ではなく「ディスプレイごとの大きな差を
加味した上で、調整をするための尺度として1を設けた。」と
理解した方が良い。元々がブラウン管時代にできた尺度であれば
尚更である。
▼ガンマ値を簡単に変えるソフトウェア
⇒http://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se223457.html
簡単にガンマ値を変えられるソフトです。
作業用の性能の良いディスプレイは若干明るいので、
使用しているPCのガンマ値さえ分かっていれば
これでガンマ値を調整し安いディスプレイの配色に
近いプレビューが簡単に行える。
逆に、自宅のディスプレイで性能の良いPCに
近い明るさを再現できたりもする。