【DTP用語】表面加工③フィルム張り
2009年3月31日火曜日
フィルム張りとは印刷物の表面に接着剤でPP(ポリプロピレン)や
塩ビフィルムを貼る加工である。熱プレスして光沢を出すフィルム貼りは、
両面貼りや窓貼り(紙に穴をあけて、その部分にもフィルムを貼ること)もできる。
主に使われているのは「グロスタイプ」と「マットタイプ」だが、
細かな凹凸のある「エボンスタイプ」や、きらきら光る「ホログラムタイプ」もある。
フィルムに接着剤を塗布し、赤外線ヒーターで接着剤の中の溶剤を蒸発させてから
印刷物に重ねて熱圧着する。圧着時の温度はグロスタイプで100~110℃、
マットタイプで90℃前後、エボンスタイプでは60~70℃前後となる。
いずれのPPも、加工できるサイズは最大で1,100×800mm程度。
塗料タイプのプレスコートに比べるとフィルム自体の構造がしっかりとしているが
ラミネートなどは元々着性のないフィルムを接着剤で貼っているため、時間が経つと
はがれやすくなる欠点がある。
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